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小樽支店
2025-04-07

小樽で電気自動車に蓄えられた力を、リフォームして家庭用で使う方法!

こんにちは小樽支店です。
本日は、電気自動車に蓄えられた電力を、家庭用蓄電池に変えることが出来るシステム「V2H」をリフォームで取り付けた方の事例となります。
今後大きな災害で停電なった時などを考えて是非参考にしていただければと思います。

1:電気自動車と家庭用蓄電池との違い

一般的な家庭用蓄電池と比べて、電気自動車の場合①電池容量が大きい。
家庭用蓄電池は4~12kWh程度の容量であるのに対し、電気自動車は10~40kWhと大容量。
より長い時間、電気を供給することができます。
②移動が可能。
一般的な家庭用蓄電池は、ポータブルタイプを除いて移動が出来ません。
電気自動車は外部、例えばショッピングセンターなどで充電してきた電気を家庭に供給する事も可能です。

2:タイプ別のV2H機器

①非系統連系タイプ
こちらは太陽光発電システムを未設置の場合や設置済みでも「売電」のみに使用しているケースに適しています。ただし、電気自動車からの給電中は電力会社からの電気を利用することができません。
また、電気使用量がEVからの給電量を上回ると給電は停止し、電力会社からの電力供給に切り替わる際に瞬時停電が発生してしまう場合が有ります。

②系統連系タイプ

このタイプを使えるのは太陽光発電システムを既に設置済みで、余剰売電している家庭。
太陽光発電の電力、EVから給電した電力、電力会社からの電力を同時に使用することができるので安心です。
また、機種にもよりますが、太陽光発電システムでつくった電機は積極的に売電し、電気自動車への
充電は安価な深夜電力で行う売電セレクトモードや、太陽光発電システムでつくった電気は自家消費に優先使用し、余った電気は電気自動車に充電、電力会社からの電気の購入をできるだけ抑制し、電気の自給自足を優先するい充電セレクトモードの選択が可能です。

3:V2H設置と契約の流れ

①商品の選択のポイント
メーカーや機種によって性能や価格に大きな差が有りますので、概要欄のお問合せよりご相談ください。
今までリフォームしたお住まいでは、三菱電機の「SMART V2H」やニチコンの「EVパワーステーション」の、V2Hシステムで施工させていただきました。
ポイントは、国内外の太陽光発電システムや蓄電池も豊富な施工実績があるリフォーム会社にご相談するようにしてくださいね。

②現地調査のポイント
見積の前に現場調査を行う事が大切です。
よく、写真や図面だけで見積する会社も有りますが、実際の設置工事を行う時に追加部材や工事が発生するトラブルが多く有ります。
これを避けるためには入念な現地調査と打合せが必要です。
現地調査後にお見積書を提示し、ご納得頂ければ工事日の調整・契約を行うようにしてください。

4:リフォームでV2H設置の注意点

①寒冷地では本体は降雪により吸気口・排気口がふさがる場所には設置出来ません。機器が変形したり、内部が加熱し、故障の原因となる為です。
今回の写真のお客様は、札幌のため屋根の掛かっている場所に設置しました。

②本体や中継ボックス、トランスユニットには洗車時の洗剤や高圧水がかからないようにする必要が有ります。
これは、内部に水分などが侵入し、故障や感電の原因となる事が有るためです。

③本体は風通しの良い日陰に設置した方が良いです。
 本体の温度が上昇し、本来の性能を発揮できない可能性が有るためです。  

④道路からできるだけ離して設置する
道路から巻き上げられたしぶきや融雪剤が内部に侵入し、本体の寿命を縮める可能性があります。
⑤住宅の居間・寝室・書斎のような騒音について気になる場所の近くには設置しない。
上記のような場所の他、隣家の近くだと充電中のファンの 音が発生しますので、敏感な方は注意が必要です。

5.本日の結論です。

電気自動車に蓄えられた電力を、家庭用で使えるようになるととても便利ですね
大きな災害や停電に対策にもなります。
まだまだV2Hha普及していないため、商品だけ販売目的の会社が多いため、4の注意点でご説明したトラブルも多くなっていますので、太陽光の事や住宅のことに詳しく周辺環境に配慮できるリフォーム会社に依頼されると良いか思っております。

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㈱土屋ホームトピア 小樽支店
〒047-0008
小樽市築港11-5ウイングベイ小樽5番街3階
TEL:0134-32-3033
支店の情報はこちら
https://www.hometopia.jp/branch/otaru/

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